また転勤か……。せっかく仕事が軌道に乗ってきたのになぁ…。
そんな思いを繰り返している方は少なくないはずです。夫の転勤が決まると退職…またキャリアが途切れる…。気づけば「私にはスキルがない」と感じる人もいるのではないでしょうか。
実は今、専門的なスキルや資格がなくても、パソコン1台で安定した収入を得ている転勤族の女性が急増しています。筆者もその一人です。入り口となっているのが「クラウドソーシング」です。
この記事では、20年以上転勤生活を続けている筆者の経験や転勤族仲間の証言をもとに、クラウドソーシングとはなにか、具体的な利用方法、初月から稼ぐための工夫などを解説しています。
記事を読み終える頃には「私にもできるかも」と少しだけ思えるかもしれません。
ぜひ最後まで読んでみてください。
クラウドソーシングとは?初心者が知るべき3つの基本
企業や個人のクライアントと、仕事を受けたい在宅ワーカーをインターネット上でつなぐサービスのことです。いわば“仕事のフリマツール”と考えるとわかりやすいでしょう。
スキルなしでも始められる理由
クラウドソーシングが初心者に向いている理由は「作業手順が明確な仕事」が多いことです。
一般的な就職活動では、即戦力となるスキルや職歴が求められます。
しかしクラウドソーシングの案件の多くは下記のような特徴があり始めやすいです。
- クライアントが「こういう手順でやってください」とマニュアルを用意していることが多いため、指示通りに作業できれば、未経験でも対応できる
- 小さな単発案件(タスク形式)から始められ、チャレンジのハードルが低い
まずは1件数百円の仕事から始め、徐々に単価を上げていくステップアップが可能です。
クラウドソーシング大手4社を比較
国内の主要プラットフォームを比較すると、それぞれに特徴があります。
初めての方には、案件数が圧倒的に多いクラウドワークスへの登録をおすすめします。選択肢が多いほど、自分に合った仕事を見つけやすいからです。慣れてきたら併用するのも効果的です。
会社員・主婦・転勤族の活用事例
クラウドソーシングを活用している人たちの背景は様々です。
- 会社員(副業):
本業後の1〜2時間でライティングをし月2万〜3万円の副収入を得るケースが多い - 主婦:
子どもの昼寝中や学校の時間帯にデータ入力をこなし、家計の足しにしている - 転勤族の妻:
引越し後の慣れない土地でも仕事が継続できることをメリットに活用している
転勤族にとって在宅ワークは、インターネット環境とPCが整っていれば、場所を選ばない点で大きなメリットの一つです。
一方で、収入や仕事の安定性は、個人のスキルや努力によって大きく変わってきます。地域によってはWi‑Fi環境が整っていない場合もあるため、事前の通信環境の確認は重要です。
専門スキルなしでも稼げる仕事5選【転勤族に最適】
では、具体的にどんな仕事から始めればよいのでしょうか。
初心者でも受注しやすく、在宅で完結できる仕事を5つ厳選しました。
①データ入力・文字起こし
【難易度】★☆☆☆☆
【収入目安】
1件数百円程度のタスクが主流ですが、作業スピード次第では時給換算で約600円〜1,000円程度になるケースもあります。実際にはさらに低くなることもあります。
【作業内容】
・指定されたデータをExcelや専用フォームに入力
・音声や動画の内容をテキストに書き起こす作業など
【特徴】
・特別なスキルは不要
・必要なのは「正確さ」と「丁寧さ」
・タイピングが得意な方であれば、比較的すぐに作業スピードが上がる
・単価は低めだが、作業手順が明確なため初案件としては最適
まずは低単価案件から受注し、納品、評価をもらう一連の体験をすることをおすすめします。
②アンケート・リサーチ系タスク
【難易度】★☆☆☆☆
【収入目安】1件10円〜300円が目安
【仕事内容】
・商品レビューの収集
・特定キーワードの検索結果を調査するタスク
・口コミ情報のまとめなど、調べてまとめる作業 など
【特徴】
・1件あたりの単価は低い
・スキマ時間に取り組みやすい
・スマートフォンでも対応できる案件が多い
・家事の合間や移動中にもできるため、「まずお試しで」という方に向いています。
③ライティング・ブログ記事作成
【難易度】★★★☆☆
【収入目安】
・初心者向け案件では、1文字0.1円〜0.5円程度が多いです。
・実績や経験を積むと、1文字1円〜2円程度の案件も受注しやすくなります。
【作業内容】
与えられたテーマや構成に沿って、ウェブ記事やブログ記事を執筆する仕事。
文章を書くことが苦でない方には、比較的取り組みやすい案件。
【特徴】
・初心者向け案件では「構成案と参考URLが提供される」ことが多い
・ゼロから自分で考える必要がない案件も多い
・書けば書くほど文章力が上がるため単価アップにつながる
・最初は1文字0.5円でも、実績を積めば1〜2円台にアップするケースが多い
④SNS運用・画像加工補助
【難易度】★★☆☆☆
【収入目安】月1万〜3万円が目安(継続案件)
【作業内容】
・InstagramやX(旧Twitter)の投稿文作成
・Canvaなどの無料ツールを使った画像加工
・ハッシュタグ調査など、SNSに関連した補助作業 など
【特徴】
・「普段SNSを見ている」「Canvaをなんとなく使ったことがある」程度の知識で始められる
・特にCanvaは直感的に操作できるため、デザイン経験がなくても始められる
・継続契約になりやすく、安定収入につながりやすいのもこの仕事の魅力
⑤オンライン事務・オンライン秘書
【難易度】★★☆☆☆
【収入目安】時給1,000円〜1,500円相当が目安
【作業内容】
一般的な事務作業をオンラインで行う仕事で、「オンライン秘書」と呼ばれることもある。
・スケジュール管理
・メールの返信補助
・資料作成 など
【特徴】
・以前に事務職や営業アシスタントの経験がある方は経験を活かせる
・経験がない方でも、WordやExcelの基本操作ができれば始められる案件もある
・時給換算すると比較的単価が高く、継続案件になりやすい点が魅力
💡こちらの記事も見てみる→『転勤族の妻におすすめの働き方ベスト5』
初月から稼ぐための賢い工夫3選
「登録してみたけど、仕事が取れない」という声はよく聞きます。初月から成果を出すには、自己紹介文や応募文の正しい書き方を理解し、ちょっとした工夫することが秘訣です。
①無料登録とプロフィール設定
まずはクラウドワークスやランサーズに無料登録します。登録自体は5〜10分で完了します。
プロフィールの充実度が受注率に直結するため、ここに時間をかけてみてください。
あなたが「未経験・スキルなし」でも、誠実さと真剣さが伝わるプロフィールを書けば、クライアントは安心して仕事を任せてくれます。
プロフィールに書くと“強み”となる項目は次の通りです。
- 自己紹介:この仕事を選んだ動機、どんな姿勢で取り組むか(200〜400字程度)
- 得意なこと・経験:事務経験、育児経験、趣味でも構わない
- 稼働時間:1日何時間、週何日対応できるか
- 顔写真またはアイコン:信頼感につながるため必ず設定する
②初案件を取る応募文の書き方
多くの初心者がつまずくのが、この応募文(提案文)です。
「何を書けばいいかわからない」という方のために、効果的な構成を紹介します。
🌸応募文の基本構成:
- 書き出し:案件への興味・共感を一言で(「この案件に強く惹かれました」など)
- 自己紹介:簡潔に経歴と現状を説明
- 対応できる理由:なぜ自分がこの仕事に向いているか
- 姿勢・コミュニケーション:丁寧な対応・迅速な返信をする旨を伝える
- 締めくくり:「ぜひ一度お話しさせてください」などの一言
初案件では単価よりも「実績ゼロを脱すること」を最優先に考えましょう。低単価の案件から始め、1件だけでも完了させてレビューをもらえれば、次の案件を貰いやすくなります。
③リピート獲得で収入を安定させる
クラウドソーシングで安定して稼ぐカギは、新規受注よりもリピート獲得にあります。1人のクライアントから継続的に仕事をもらえれば、毎月の提案作業が減り、収入が安定します。
リピートされるワーカーになるための具体的な行動は以下の通りです。
私がデータ入力・編集をしていた時、最初は時間が掛かりましたがコツコツまじめに取り組んでいたら評価をもらいリピートクライアントとなりました。
転勤族がクラウドソーシングで自立できる5つの理由
なぜ、転勤族にクラウドソーシングが向いているのか、5つの視点から整理します。
①場所・時間を選ばない完全リモートの働き方
クラウドソーシングの仕事はすべてオンラインで完結します。北海道でも沖縄でも、海外赴任の帯同先でも、インターネット環境とPCがあればどこでも同じように仕事ができるのです。
※参考:在宅ワークの普及状況については総務省の調査データもご参照ください。
とはいえ、転勤を繰り返しても、外で働きたい人がいるのも事実です。もしあなたが、「転勤しながら在宅でキャリアを積み重ねたい」という気持ちがあるならば、完全リモートという働き方に挑戦してみることをおすすめします。
夫の転勤に帯同しながら在宅ワークを経験してきましたが、転勤になっても退職しないですむので、リモートワークは転勤族と相性が良いと感じます。
転勤するたび仕事探しのストレスから解放されるのは、精神的にも大きなメリットです。
💡関連記事:こちらも参考になります→『在宅ワークでどこでも働ける仕事8選』
②夫の転勤に左右されないキャリアが築ける
クラウドソーシングなら、これまでの頑張りがネット上にずっと残り続けます。
下記はプロフィールや履歴書に記録として残していく書き方例です。
- データ入力・編集 〇年
- ExcelやWordなどの事務スキル 〇カ月
- これまでにこなした仕事の数 〇件
これらはすべて蓄積されるので、引っ越しても「未経験」に戻ることはありません。
通信環境とPCさえあれば、住んでる居場所に関係なく、一歩ずつ経験を積み上げてキャリアを築くことができます。
これこそが、転勤族のみなさんに一番伝えたいクラウドソーシングのメリットです。
③少しずつ積み上げる実績でスキルを高める
『何もスキルがない』と感じている方でも、学習意欲と継続意欲があれば、初心者向けの仕事から段階的にスキルアップできるケースが多数あります。
スキルが高まると単価アップのチャンスが増える傾向がありますが、単に作業を続けるだけでは単価が伸びにくいケースもあるため、学習意欲も重要です。
【筆者のクラウドソーシング経験エピソード】
私がクラウドソーシングを利用したきっかけは、地方への転勤でした。
〇村が付くほどの田舎町で、看護師の求人がなく就職をあきらめていた頃に、
クラウドソーシングを知ったのです。
パソコンはあったため、パソコンで何かできないかとクラウドソーシングに登録。
何もスキルがなかったので、とりあえず1件につき1円のベタ打ち入力に応募し、
少しずつ案件を増やしました。
徐々に入力スピードがアップしたため、こなせる件数が増え、最初は月1万くらいの
収入だったのが、気が付けば月6万~8万円前後の収入になっていました。
クラウドソーシングは、地道な作業からのスタートが多いですが、正しい手順でコツコツ取り組むと、「在宅で収入を得られる」「スキルが身につく」2つのメリットが得られます。
④月5000円~数万円の現実的な収入が目指せる
複数の在宅ワーク・クラウドソーシング体験記をみると、初心者のかたは、次のようなペースで収入を伸ばしているケースがよく見られます。
(※SNSでの複数の体験記、筆者の経験、転勤族仲間の経験談をあわせて統計してます。)
・始めたばかりの初月は5,000円〜1万円程度
・3〜6カ月経過すると3万円前後
・1年以上の経過では5万〜10万円程度
ただし、実際の収入は、投稿時間やスキルに大きく左右されます。
一攫千金ではありませんが、家計の安定した上乗せとして十分機能します。
⑤家事・育児と両立できる柔軟なスケジュール
クラウドソーシングの仕事の多くは、「いつやるか」をワーカー自身が決められ、子どもの送迎前後、夜寝かしつけ後の1時間など、ライフスタイルに合わせて仕事ができるものが多いです。
「育児中だから働けない」ではなく、「育児中でも働ける方法がある」「家事の合間のすき間時間に働ける」という発想の転換が、自立への第一歩です。
※参考:厚生労働省が定める副業・兼業のガイドラインはこちら。
クラウドソーシングの気になるデメリット4つと対処法
「いいことばかりじゃないの?」と感じた方、それは鋭いです。
クラウドソーシングにはメリットが多い一方、事前に知っておくべき注意点もあります。
ただ、どれも正しく対処すれば十分に乗り越えられるものばかりです。
① 最初は単価が低く、収入が安定しない
実績ゼロの状態では、高単価案件への応募が通りにくいのが現実です。
最初の数件は「スキルを育てる」という感覚で、低単価でも丁寧にこなすことが大切です。
🌸対処法:
最初の1カ月は「実績づくり期間」と割り切る。3〜5件こなしてレビューを獲得すれば、応募通過率が目に見えて上がります。焦らず着実に積み上げることが、最短ルートです。
② 収入が月によって波がある
案件の受注状況によって、「今月は稼げた・来月は少なかった」という収入の波が生じやすいです。会社員のような固定給ではないため、最初は不安に感じる方も多くいます。
🌸対処法:
複数のクライアントと継続契約を結ぶことで安定性が増します。また、月の目標金額を決めて逆算し、必要な案件数を把握しておくと収入管理がしやすくなります。
③ 手数料が引かれて手取りが減る
クラウドワークスやランサーズでは、報酬から20〜22%程度のシステム手数料が差し引かれます。たとえば1万円の案件を受注しても、手元に残るのは約8,000円です。
🌸対処法:
提案時から「手数料込みの単価」で見積もる習慣をつけましょう。希望手取りが8,000円なら、1万円で提案する、という逆算思考が大切です。慣れれば自然と身につきます。
④ 孤独感や自己管理の難しさ
職場の同僚がいないため、モチベーション維持や作業ペースの管理はすべて自分次第です。「今日はやる気が出ない」という日が続くと、収入に直結してしまいます。
🌸対処法:
作業時間をあらかじめ手帳やカレンダーに書き込み、「仕事モードの時間」を意識的につくることが有効です。またSNSやオンラインコミュニティで同じ境遇のワーカーとつながると、孤独感が和らぎ、情報交換もできて一石二鳥です。
失敗しないための注意点と詐欺案件の見分け方3選
クラウドソーシングは安全なプラットフォームですが、残念ながら悪質な案件が紛れ込んでいることもあります。被害に遭わないために、3つの見分け方を押さえておきましょう。
①報酬が異常に高い案件には要注意
クラウドソーシングは、プラットフォームが信用できるサービスを多く取り扱っていますが、それでも自主的なリスクチェックが不可欠です。
「簡単な作業で1件1万円」「1日2時間で月50万円可能」といった、相場から大きく外れた高単価案件には慎重になってください。
クラウドソーシングの相場として、
・データ入力は1件数百円が目安
・ライティングは1文字1円前後が目安
このくらいが一般的です。それを大幅に超える報酬案件は、勧誘・情報商材販売・MLMへの誘導を目的としていることがあります。「おいしすぎる話」には裏があると心得ておきましょう。
②個人情報や事前入金を求める案件は即NG
仕事の応募段階で以下を求めてくる案件は、詐欺の可能性が高いです。
正規のクラウドソーシング案件では、報酬の支払い・受け取りはすべてプラットフォーム内で完結します。外部に誘導しようとする時点で要注意です。
③長く稼ぎ続けるためのスキルアップ法
単純な作業のみをずっと続けていると、単価が上がりにくく収入の上限が低くなることもあります。そのため、長期的には、スキルを少しずつ積み上げていくことが重要です。
おすすめのスキルアップ方法を3つ挙げます。
- 無料の学習リソースを活用する:
YouTubeなどの動画視聴でライティングやSNS運用の基礎を学ぶ - 仕事を通じて学ぶ:
案件をこなしながら、クライアントからのフィードバックを誠実に吸収 - 得意分野を1つ深掘りする:
「何でもできます」より「これだけは誰にも負けません」という専門性が、
高単価案件への近道
※参考:副収入が年20万円を超えた場合の確定申告は、こちらをご確認ください。
→国税庁『確定申告(給与所得以外の所得)ガイド』
まとめ:クラウドソーシングはいつでも始められる
この記事でお伝えしたポイントを振り返りましょう。
次のアクションはシンプルです。下記の3ステップを参考にしてみて下さい。
Step1:まず、今日中に、クラウドワークスに無料登録してみる。
Step2:登録後、この記事を参考にプロフィールを入力してみる。
Step3:簡単な案件を1件だけ探して、この記事を参考に応募文を書いて応募する👍
これだけで、あなたの「在宅ワーク」はココから始まります。
転勤族だからこそ身についた、「どんな環境でも適応する力」は、在宅ワークにおいても活きるスキルとなります。まずは一歩、踏み出してみましょう。
つづいて、次におすすめしたい記事はこちら。

