あぁ、また引っ越しか……
あなたも、夫の転勤辞令を聞くたびに、そんなため息をついていませんか。
せっかく仲良くなったママ友とも、通い慣れたお店たちとも、短期間でお別れ…。新しい土地に着いたその日から、またゼロからのスタートです。友達いない、土地勘ない、頼れる人もいない。そんな環境に何度も直面すると、心が少しずつ疲れてしまうのも無理はありません。
でも、もし「どこに行っても自分を保てる何か」があったらどうでしょうか?
この記事では、転勤歴20年以上、転職11回を経験してきた筆者が、転勤族の妻がなぜ趣味を持つべきなのか、そして引っ越し先でもすぐに始められる趣味を、実際の経験や仲間たちの声も交えながら具体的にご紹介します。読み終わる頃には、次の転勤が少しだけ楽しみに感じられるはずです。
※本文では便宜上『夫』『妻』と表記しますが、性別を問わずパートナー同士の関係に置き換えて読んでいただけます。
転勤族の妻に趣味が必要な3つの理由
1.知らない土地でも一人時間を楽しめる
引っ越したばかりの土地では、知り合いがゼロからのスタートになります。夫が仕事に行っている間、平日の日中を一人で過ごす時間は驚くほど長く感じられるものです。
このとき、熱中できる趣味があるかないかで、時間の使い方や質はまったく変わってきます。趣味がある人にとって「一人の時間」は自由時間ですが、趣味がない人にとっては「暇な時間」になりがちです。同じ時間でも、意味づけひとつでこれほど差が出るのです。
2.転勤しても続けられる趣味は「自分の居場所」になる
転勤族の暮らしでは、引っ越しのたびに土地も家も人間関係もすべてがリセットされます。そんな中で、趣味だけは自分の意思で持ち運べる、数少ない「変わらないもの」です。
例えば読書が好きな人であれば、どの街に住んでも本屋や図書館を新しい拠点にできます。「読書をしている自分」というアイデンティティは引っ越しても消えません。周りの環境が変わっても、自分の中に軸があるという感覚は、想像以上に心を支えてくれます。
3.孤独やストレスを上手に解消できる
転勤族の妻は、環境の変化によるストレスを一人で抱え込みやすい立場にあります。相談できる相手がすぐそばにいないぶん、自分の中でストレスを消化する手段を持っておくことが大切です。
趣味に没頭している時間は、悩みごとから意識をそらしてくれます。手を動かす、体を動かす、何かに集中する。そうした行為には、気分を切り替えるスイッチのような働きがあります。
💡こちらの記事もあわせて読んでみる→転勤族の妻が孤独を感じたときの対処法
一人で楽しめる趣味6選【在宅OK】
引っ越し先でもすぐに再開できて、初期費用もかかりにくい趣味を厳選しました。
読書|スマホ1台でどこでも没頭できる
本さえあれば、どこでも同じように楽しめるのが読書の強みです。スマホが一台あれば、引っ越し荷物の段ボールを開ける前でも、電子書籍アプリですぐに読み始められます。
・引っ越し直後でも荷物を選ばない
・図書館を使えば費用をほぼゼロに抑えられる
・小説、エッセイ、実用書など気分で使い分けられる
紙の本にこだわらなければ、Kindleなどの電子書籍を使うことで「増える荷物問題」も解決できます。転勤族にとって、モノを増やさずに楽しめるという点は意外と大きなメリットです。
動画・映画鑑賞|自分だけの世界に浸れる
配信サービスを一つだけ契約しておけば、どの街に引っ越してもまったく同じ環境で動画や映画を楽しめます。むしろ土地に依存しないぶん、転勤族との相性はかなり良い趣味と言えるでしょう。
・Netflixやアマゾンプライムなど月額制サービスが豊富にある
・海外ドラマなら一気見できる作品も多く時間を忘れられる
・気分に合わせてジャンルを自由に選べる
一日の終わりに一本、自分のためだけの時間を確保する。
それだけで気持ちの切り替えがしやすくなります。
ハンドメイド|自分のペースで没頭&プチ副業にも
編み物、刺繍、レジンアクセサリー作成などの趣味は、道具さえコンパクトにまとめておけば、次の引っ越しにも簡単に持っていけます。今は100均で材料のほとんどが手に入るので便利ですよね。
・完成した作品はフリマアプリで販売することもできる
・ハンドメイドの趣味が少しの収入につながる可能性もある
・「作る楽しさ」と「形に残る達成感」を同時に味わえるのがハンドメイドの魅力
▼ハンドメイドのオンラインスクールもあります▼
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料理・お菓子作り|ご当地食材で暮らしを楽しむ
新しい土地には、その土地ならではの食材や調味料があります。せっかくの中々ないチャンスですから、地元のスーパーを少しずつ開拓しながら料理をすることは、暮らしへの愛着を育てるきっかけにもなります。
・ご当地食材を使った新しいレシピに挑戦できる
・家族の健康管理にもつながる
・SNS映えする写真を撮る楽しみも増える
「まだ知らない土地」を「自分が暮らす街」に変えていく感覚を、料理を通して味わえます。
ブログ・SNS|自分の経験が誰かのためになる
転勤族としての引っ越し経験やその土地の暮らしを発信することは、同じ境遇の人とつながるきっかけになります。顔の見えない相手であっても、共感し合える存在がいるというだけで、孤独感はかなり和らぎます。発信しなくても、発信者の記録を眺めてるだけでも違います。
※参考:Googleの無料ブログサービスBloggerを始めてみる
・同じ転勤族の妻仲間とオンラインでつながれる
・引っ越しの記録や地域情報が自分にとっても財産になる
・継続すればアフィリエイトなど収入源に育つ可能性もある
一人で抱えていた悩みも、発信することで誰かの役に立つ情報に変わっていきます。
💡こちらの記事もあわせて読んでみる→転勤族の妻が在宅ワークでどこでも働ける仕事8選
筋トレ・ヨガ|おうちで手軽にリフレッシュ
引っ越し直後は土地勘がないため、行動範囲が狭く、運動不足になりがちです。
自宅でできる筋トレやヨガであれば、ジムに通う手間も外に出る必要もありません。
・YouTubeなどの無料動画だけで十分始められる
・ヨガマットか、大きめのバスタオルが一枚あればどこでも続けられる
・体を動かすことでストレス解消効果や気分のリフレッシュが期待でき一石二鳥
体を動かした日は、不思議と気持ちも軽くなるものです。運動不足の解消とストレス発散を同時に叶えられる、コスパの良い選択肢です。
※参考:厚生労働省e-ヘルスネット「健康づくりのための身体活動・運動ガイドライン」はこちら
転勤族の妻が趣味を選ぶ4つのポイント
第2章に挙げた趣味の1例を踏まえながら、趣味を選ぶ4つのポイントについてお話しします。
1.一人で完結できる趣味を選ぶ
サークルやチームで行う趣味は、仲間がたくさんいて友だち作りのチャンスになりますが、転勤族にとっては、せっかく仲間ができても引っ越しのたびに辛いお別れを経験することになります。
一人で始めて一人で完結できる趣味であれば、環境に左右されずに続けられます。
2.引っ越しても続けられる趣味にする
大掛かりな設備が必要な趣味は、引っ越しのたびに一から環境を整える手間がかかります。例えば、スポーツ系の趣味であれば体育館や広場が必要です。
荷物が最小限で済み、どんな部屋でも再現できる趣味を選ぶことが、長続きのコツです。
💡引っ越しをするときはどれだけの量の荷物があるでしょうか?
引っ越し時の荷造りチェックリストで確認してみる
3.初期費用が少ない趣味から始める
いきなり高価な道具をそろえてしまうと、合わなかったときに手放しづらくなるものです。まずは材料がたくさん揃っている100円ショップや無料アプリなどで、負担の少ない範囲で試してみることをおすすめします。
100円ショップは全国展開している店舗が多く、引っ越し先でも手軽に似た材料や道具を揃えやすいため利便性が高いです。
4.無理なく楽しめる趣味を選ぶ
「趣味を持たなければ」と気負いすぎると、それ自体がストレスになってしまいます。義務感ではなく、純粋に「楽しいからやる」という気持ちを大切にしてください。
「始めてみたけどなんか合わないなぁ…」と感じたら、別の趣味に切り替えても構いません。
まとめ:趣味を味方にして転勤生活を楽しもう♪
「一人の時間」を自分らしく過ごそう
転勤族の妻の暮らしは、環境が目まぐるしく変わる中で、自分自身は変わらずにいることが求められる、なかなか大変でハードな立場におかれています。
転勤で引っ越しや転職を繰り返して疲弊しても、生活を維持しなければならないし、何より健康を維持していかなければなりません。家事やパートナーとの生活も変わらずに続きます。
だからこそ、どこに行っても持ち歩ける趣味は、自分自身の心の支えになってくれます。
一人の時間は、寂しい時間ではなく、自分と向き合える贅沢な時間に変えられます。
6つの趣味から気になるものを試してみよう
読書、動画鑑賞、ハンドメイド、料理、ブログ・SNS、筋トレ・ヨガ。今回ご紹介した趣味は、どれも初期費用が少なく、引っ越し先でもすぐに再開できるものばかりです。
まずは一つ、気になったものがあれば試してみませんか☆合わなければ変えればいいだけです。次の転勤辞令が出たときに「また新しい街でこれを楽しめる」と思えたら、それだけで気持ちはずいぶん軽くなるはずです。

